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2011/12/11

NTT docomo、 iPhone取り扱いへの前兆か?



 12/1に、日経ビジネス電子版が『ドコモ、iPhone4S を販売』と報道しました。
 ご存知のように、この報道はApple、ドコモ両社とも根拠の無い報道として否定しました。

 とは言うものの、最近のドコモの変化を見ていると、まんざら誤報道でもないように、個人的には思っています。

 繁忙期にドコモショップに行くと、応援という形で、ドコモの営業さんが来ていることがよくあります。それを狙って話を聞きにいくと、面白い話が聞けることも多々あります。

 先日、ある営業さんに聞いたところ、ドコモがiPhoneを導入しない理由を、いくつか話してくれました。

 ドコモは他キャリアに比べると、端末メーカに求める要求が厳しいらしく、ドコモのラインナップにメーカ各社の端末を加えるにあたり、審査基準がとても厳しいといいます。まぁ、昔からの日本の携帯電話販売の慣わしで、キャリアが自社回線とメーカ端末を抱き合わせて販売してきました。言ってしまえば、キャリアが販売店な訳です。そうなってくると端末のクレームは、販売店が窓口になるのは他の家電と同様です(今ではメーカサポート直というのもありますが・・・)。販売店となったドコモショップがクレームを受け付けて、メーカに取り次いでいたわけですね。クレーム対応は、誰でも嫌なものです。おのずと、クレームが出ない端末をメーカに求めるようになるのは自然な流れと言えます。

 そんなわけで、ドコモは、メーカへの審査を厳しくし、トラブルが起きないことを十分確認した端末のみを『ドコモ携帯』としてラインナップに加えるようになったようです。

 ドコモの審査をクリアした端末には『NTT docomo』の文字が入り、ドコモ公認端末としてラインナップに加えられます。逆に言えば『NTT docomo』の文字を入れなければドコモの携帯としては認められないし、販売されないと言います。

 みなさん、どう思います?
 iPhoneに『NTT docomo』の文字がプリントされていたら。

 私は絶対嫌ですね。iPhoneのイメージダウンです。
 模倣品?偽物?と疑いたくなってしまうでしょうね~(笑)
 たぶん、間違いなく世界のユーザからは偽物扱いされるでしょうね(笑)

 ただ、最近のドコモの様子を見てると、このルールが緩和されつつあるよう思えます。

 10月に発売されたSony Tablet SとSony Tablet Pがそのよい例です。

 あの二つの端末をよく見てください。
 『NTT docomo』の文字は入っていません。

 2011年12月のドコモカタログの仕様一覧を見ると『ドコモタブレット』のラインナップとして並んでいるのは「GALAXY Tab 10.1 LTE」、「ARROWS Tab LTE」、「GALAXY Tab7.0 Plus」、「Optimus Pad」、「GALAXY Tab」の5機種だけ。そう、Sony Tabletはドコモタブレットではないのです。
あくまでもSonyの製品をドコモで販売しているだけなのです。営業さん曰く、ドコモの審査も通していないと言っていました。これにはSony側の強い要求があって、「世界同時発売のために時間を短縮したい」などの理由があるそうです。そんな世界ブランドの特別な理由もあるようですが例外扱いで販売されています。確かに、購入時に、「Sony製品ですので、サポートを受ける場合はSonyのサポート窓口に連絡してください」と、お断りの説明と紙も渡されます。

 さらに、今度発売される携帯ゲーム機Sony PS VITAの3Gモデルは、ドコモの窓口で契約書を書くことなく購入できます(ドコモのSIMロックがかかってはいますが)。オンラインでドコモ回線の契約をすることになるようですが、あくまでもドコモが端末を販売するわけではなく、Sony製品にドコモの3G回線を付帯するという販売形式をとっています。これは、子供でも契約書を書くことなく購入できるように、Sonyとドコモが模索した新しい販売形態のようですが、ドコモサイドに何か変化が起こりつつあるように思えてなりません。

 まぁ、NTT docomoの文字を入れるかどうかなんていうのは小さな問題かもしれません。
 
 Appleは商品に強い独自コンセプト・メッセージを持たせているだけではなく、販売方法にも独自のイメージと、販売店に対する強い要求をしてくるそうです。

 家電量販店で、Appleのコンピュータの展示スペースを見てください。Appleだけは独立したスペースを確保しているでしょう。販売店側からしても、売り場を提供するという感じではなく、Apple製品を置かせてもらっているというような、他メーカとは逆の立場、Appleを迎え入れているというような地位を確立しているそうです。

 話をiPhoneに戻すと、ドコモがiPhoneを取り扱うのであれば、SoftbankやauがそうしているようにiPhoneを特別扱いし、展示スペースを他メーカとは異にする必要があるのです。これは、料金プランに関してもそうです。よく言われるのはAppleから販売ノルマを課せられるとも聞きます。

 しかし、NTT docomoという会社の成り立ちが、話を複雑にしているようです。ほぼ100%民間企業のSoftbankやauと大きく違って、NTT docomoは、筆頭株主にNTTを持ち、そのNTTは元国営企業という公共性の強い会社でもあるのです。なので、「Apple製品を特別扱いする」ということ自体が許されないこと、とも言われています。

 なので、「特別扱い」の部分がクリアされれば、Sony製品のようにApple製品を取り扱うことが実現するかもしれません。

 とは言うものの、ドコモのiモードとAppleのiTunes Storeという課金型ビジネスモデルがガチンコでぶつかり合う問題もありますし、道のりは遠いのかなとも思えます。

 たぶん、ドコモは、アメリカのApple Storeがやっているように、SIMフリー版iPhoneをAppleが正規に販売してくれることを願ってるんだろうな。SIMロック解除に手のひら返したドコモは、mini SIMだけの回線契約だけを受け付ける体制は整えてるわけですから。それに対しては、販売ノルマを課せられてるSoftbankやauが断固反対するだろうし、まだまだ実現しそうもないか・・・。

 ちなみに、ある営業さん曰く「今の社長、Samsun端末を一押しして、バカなんです」って言ってました。




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