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2012/04/05

スマホ&タブレット業界グローバルスタンダード
耐指紋性撥油コーティング剤きたり!(内容訂正版)

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 このブログでは、過去記事で自動車のガラスに塗る純フッ素コーティング剤をスマートフォンに塗ることで防汚性をアップさせる方法を紹介してきました。自動車メーカの純正ガラス撥水コート剤は、量販店などでよく売られている“Super Rain X”などのシリコン系撥水剤とは違い、撥水性に優れ、耐久性の高いフッ素コート剤が使われていることに目を付けて、これをスマホ用に使ってきたわけです。

<2012/4/5内容訂正>
 ですが、最近では、その思想をスマートフォン、タブレット用として大々的にアピールした製品が登場しているようです。詳細は商品ページの説明欄に譲りますが、説明を読む限りでは、当ブログで紹介してきた内容に近いと思われます。

当ブログでは、フッ素コート剤「クリーンXG」というクルマのガラスコート剤を紹介してきましたが、この商品は「株式会社アピロス」の製品で、同社がスマートフォン・タブレット端末のコート剤の販売を開始したのです。

その商品、誤解を避けるためあらかじめ書いておくと、「クリーンXG」とは似て非なるもの。タッチパネル業界が求める耐摩耗性試験をクリアするフッ素コート剤は株式会社アピロスの「Fussode COAT」だけ(2012/4/4時点)なのだそうです。
その株式会社アピロスが、メーカ採用実績のある製品を、ユーザレベルで施工できる製品としてリリースしたのです(詳細は多少異なるかもしれませんが)。

商品名は
タブレットPC用耐指紋性撥油コーティング Fusso TabletPC
スマートフォン用耐指紋性撥油コーティング Fusso SmartPhone

詳しくはアピロス社技術資料を参照していただくとして、タッチパネルは、毎日毎日、何百何千回と人の指が擦れる厳しい環境下にあるわけです。汗ばんだ指で触られることもあれば、皮脂のついた指で触られることもある。そして時には耳もとに当てられ、ファンデーションや脂ぎった顔の脂がべっとりつくこともあるわけです。そんな状況下でも、サラサラとした感触で、指紋や皮脂が付いても汚れ落ちが良い、快適な使用感を提供し続けなくてはならないのがスマートフォン・タブレットのタッチパネルなのです。

一方、自動車の窓ガラスに触れるのは機械式のワイパーであって、人の感覚は関与しません。それに、求めらるのは雨の日の撥水性がメイン(防汚性もあります)です。人の指が触れるタッチパネルに比べれば、摩擦抵抗の低さ云々は人間ほどセンシティブではありません。また、クルマのガラスとなると塗布面積が広くなるため、コストとの兼ね合いで、コート剤をダウングレードせざるを得ないのが実情のようです。

求められる要求仕様を見つめ直してみると、同じフッ素コート剤と言っても、性能が違って当然かもしれませんね?

と言うことで、スマートフォンやタブレットには「スマートフォン用耐指紋性撥油コーティング Fusso SmartPhone」 、「タブレットPC用耐指紋性撥油コーティング Fusso TabletPC」、クルマのガラスには「クリーンXG」と、用途に合わせて使い分た方が良さそうです。

化学的に同等のコート剤かは分かりませんが、過去記事で紹介した「クリーンXG」の方がコストパフォーマンスは高そうです。

ちなみに、フッ素コート剤は、ガラスとフッ素が分子レベルで結合するそうなので、ガラスに直接コーティングする必要があるそうです。フィルムやプラスチックに塗っても効果がでないようです。タッチパネルをよく見ていただくと分かるんですが、ガラスの上に薄いフィルムがすでに接着してある端末もあるのです。タッチパネルの外周部、わずかに小さな寸法で凸面状の段差があるタッチパネルはフィルム接着タイプの可能性が高いです。対応機種リストはメーカサイトをご覧ください。

通常のガラス(フロートガラスとか?)は有機物の影響で“親水性”となるため、撥水しないが、フッ素をコートすることで疎水性が顕著になる フッ素とガラスが“O原子”を共有して分子結合するから耐久性が高い。ただ塗ってあるだけでのものとは違うわけです。
耐久性試験前後の水滴の接触角の変化が耐久性を物語っています ますます普及するスマートフォンなどのタッチパネル業界で、業界の要求仕様を満たしているのはFussode COATだけ

“百聞は一見にしかず”、実験動画をご覧いただいた方が、その効果が伝わると思います。

施工は至って簡単。下の動画をご覧ください。

株式会社アピロス社の技術がグローバルスタンダードとしてタッチパネル業界に採用されていることを知って、正直驚いています。フッ素樹脂と言えばテフロンで有名なデュポン社をイメージしますが、コーティングはコーティング技術も含めたトータルソリューションが必要だと思われるので、日本のメーカが活躍していることは喜ばしいことです。

ただ、スマートフォン・タブレットは二つ折り携帯とは違って常に画面がむき出しなので、フィジカルコンタクトによる“傷”を避けるため、フィルムを貼っておきたい気持ちは否めません。ガラスは表面硬度が高いとは言え、より硬度の高い粒子がガラス面に接触すれば、ガラスをえぐる“深い傷”となり取り返しがつきません。アスファルトや岩盤にガラスを擦りつければ、ガラスといえども傷は入りますからね。そうした意味では、フィルムにフッ素コートができると一番安心・快適な製品になりそうですが、今のところ、技術的な壁があるようです。

日本のマイクロソリューション社は、この難題に挑戦し続けているようですが、コーティングの剥がれに苦心されているようです。下のリンク先(Amazon)のコメント欄を見ると、ARコート+撥油撥水コーティングフィルムでは、使用による摩擦によってコーティングが剥がれる報告もいくつか見られます。

とは言え“必要は発明の母”という言葉があるように、技術的なチャレンジあってこその技術革新です。めげずに応援したいです(私はこのフィルムを購入しました)。

最後に、冒頭で触れたクリーンXGですが、クルマや家のガラスに塗布する用途なら間違いなくお勧めできる商品です。その辺のガラスクリーナーでガラスを磨くより、これを一塗りしておけば掃除が楽になりますよ。 

 家のガラス、クルマのガラス全面にもコーティングできることを考えると、より大きなサイズもあります。リンク先のページで検索してみてください。
 ちなみに私は、私は下のビッグサイズを購入しちゃいました。雨戸がない家のガラスに塗っておくと、汚れにくく、汚れが付いても簡単に拭き取れるので重宝しています。

もし興味をお持ちで、塗り方などを知りたい方は過去記事を参照してください。素人でも簡単に作業できる内容ですので、お勧めできます。




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コメント

Fussode COAT公式様
励みになるお言葉、ありがとうございます。

御社ホームページを拝見させていただきましたが、ウェットコーティングをコアテクノロジとされているようで、大変興味を持ちました。

私の在籍する会社では、レンズの生産からコート、組立を行っている部門もありますが、蒸着用の設備は真空とする必要があるためか、ずいぶんと大がかりなものだった覚えがあります(レンズコートは専門外なので耳にした程度の知識しかありません・・・)。

また、私の好きなスマートフォン・タブレットに関連する重要技術となれば、一人のエンジニアとしても、御社のように新たなチャレンジで、より良い技術開発に取り組まれている会社は応援したくなるものです。

これからもより良い製品をご提供いただけるよう、影ながら応援しております。

今回はありがとうございました。

投稿: 管理人 | 2012/04/06 14時30分

Todoさん
コメントありがとうございます。
いやぁ、私の知識不足をご指摘いただいただけですよ。しかしながら、大変勉強になりまた。ありがたいことです。

投稿: 管理人 | 2012/04/06 13時50分

お世話になります。
早速記事を書いて頂き有難うございます。
実は、当社は耐指紋コートのコーティング装置と材料を製造販売しているバリバリの半導体装置メーカーです。これからも、最先端デバイス分野の製造装置やプロセスを開発しながら、その技術を一般ユーザー様にもお役に立てる応用製品として開発して行きたいと思っております。
管理人様が機械系エンジニアと伺い、大変親近感が湧きました(^^)
今後もエンジニアの視点からの情報発信を楽しみにしております。

有難うございました。

投稿: Fussode COAT公式 | 2012/04/06 09時06分

こんばんは、メーカーさんから直接コメントがあるなんてすばらしいですね。感動しました

投稿: Todo | 2012/04/05 19時48分

Fussode COAT公式様
ご指摘ありがとうございます。
公式ホームページを拝見いたしました。
同じフッ素コートと言っても、用途に応じてコストとの兼ね合いで差別化されているのですね。
私は機械系エンジニアと言うこともあり、物理と関わることは多いのですが、化学に関してはもっぱら素人でして、間違った内容の記事を執筆してしまったことをお詫び申し上げます。
後ほど、御社ホームページの内容を参考に、記事の内容を訂正させていただきます。

化学系エンジニアと関わることのない私にとって“化学製品にもコストダウンがある”ことは、今更ながら新鮮な内容でした。製品として世に出す限りは、どんなものでもコストは付きまとうものでしょうから、当然と言えば当然なのかもしれませんが、あらためて話を聞いて納得の一言でした。

また、スマートフォン関係のブログを書く者として、御社の製品が業界をリードしていることを知り、大変勉強になりました。今後の記事作成の一助とさせていただきます。
ありがとうございました。

投稿: 管理人 | 2012/04/05 13時09分

お世話になります。
当社製品「Fusso SmartPhone 」をご紹介頂きましてありがとうございます。

Fusso SmartPhoneは、タッチパネルメーカーが要求する耐指紋コートの性能を満たす為に開発されたタッチパネル専用のフッ素コート剤で、世界的な大手タッチパネルメーカー、スマートフォンメーカーに純正の耐指紋コート剤として採用されております。
車用フッ素コート剤とは、一見似たような特性ですが、実際には全く似て非なるものです。
1番違うのは、車用コート剤はコーティング面積が広く大容量が必要な為、性能を犠牲にしてコストダウンをしており、【撥油性】【耐久性】【滑り性】というタッチパネル用で重要視される性能が、タッチパネル用に比べると著しく低下せざるをえません。
具体的には、当社のホームページ(www.apeiros.jp/apeiros/FDC_TECHNOLOGY.html)にタッチパネル用性能検査基準の比較試験データをアップしておりますので、ご興味頂けましたらご覧ください。 資料にある「車用フッ素コート」とは、クリーンXGの事です。

当社製品を正しくご理解頂く一助となれば幸いです。 

よろしくお願い致します。

投稿: Fussode COAT公式 | 2012/04/05 06時23分

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