« iPhone5の予約開始は9/14 16時から.今回は白かな. | トップページ | auの基幹光ファイバは元々国民の財産。スマートバリューは民業圧迫に近い。 »

2012/09/17

iPhone5 Softbank版とau版のメリット・デメリット

Clip to Evernote Yahoo!ブックマークに登録 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

9/14、SoftbankとauがiPhone5の取り扱いを開始。

両社とも、予約開始時刻16:00を過ぎても料金プラン&本体価格が発表されず、行列先頭組は価格不明のまま予約開始に。まぁ、先頭組はAppleの熱烈ファンなので、ほぼ価格不問なんですがね。。。

iPhone5はiPhone4Sの時とは異なり、両社のハードウェアは異なるもの。

Apple iPhone5の仕様表を見ると、
Softbank版は「GSMモデル A1429」
au版は「CDMAモデル A1429」
となっています。
ちなみに、Softbank 3G(W-CDMA)はGSMモデムに実装されます。

両社ともにLTEサービス開始をアナウンスしていますが、大前提として、LTEの規格にはデータ通信しかなく、LTE=データ通信と理解して下さい。現状、docomoのXiでは、データ通信はLTE+音声通話は3Gとなっているのはそのためです。Softbank、auのLTEも同様になるでしょう。今後、LTEの音声通話がサポートされたとしてもIP通信のVoice over LTEとして実現されることになります。LTE網が完全普及する5年、10年間はLTEと3Gのハンドオーバーが必要で、LTEの電波を探し続けるために電池消耗が早いというLTE端末の欠点は、しばらく続くかもしれません。

残念なのは、iPhone 5のLTEが日本国内ではLTE:バンド1(2.1GHz帯)にしか対応しない点です(詳しくはWikipediaを参照ください)。繋がりやすいプラチナバンドでのLTEデータ通信には対応しません(通話と3Gデータ通信は別の話)。一応、バンド3(EMOBILE LTE)にも対応していますが、キャリアロックがかかっていることから、接続はできないでしょう(そもそもEMOBILEはNono SIMを出していないし・・・)。
2.1GHz帯のSoftbankの電波の欠点=繋がらない、途切れるという問題が物語るように、LTEデータ通信に関してはSoftbank、auともにビル陰や鉄筋コンクリートの屋内で電波が届かない状況が頻発するでしょう。Softbankは2.1GHzの電波しか持っていなかったので、2.1GHzのネットワーク構築ではauをリードしています。auは800MHz帯メイ ンでネットワークを構築してきたので、2.1GHz帯の基地局設置とネットワークの最適化は、まだこれからと言えそうです。ネットワーク設計は一朝一 夕で済むような簡単なものではないと言われるので、auのLTEが使い物になるまで時間がかかるでしょう。SoftBankが「電波改善宣言」をして、ユーザの手を借りながら、地道な努力で細かな基地局を打ってきた現状を踏まえると、auも相当苦労かもしれません。auのロードマップがどこまで先を見通せているか、非常に疑問です。

逆に、LTEの電波が掴めないところは、3Gデータ通信で補っていくことになので、3Gのネットワークの質が問われる事になり、昔から800MHz帯、1500MHz帯でネットワークを構築してきたauに軍配が上がりそうです。対するSoftBnakは取得したばかりのプラチナバンド900MHzで3Gネットワークを構築し始めたばかりなので、まだまだこれからです。


前置きが長くなってしまいましたが、Softbank、auのiPhone5の違いを考察するために、
iPhone5の通信規格を見てみましょう。

下表は、Apple公式サイトのiPhone5の仕様の抜粋です。

Iphone5_wireless_specs_4
上表から分かるように、Softbankの“GSMモデルA1429”は「UMTS/HSPA+/DC-HSDPA」のみをサポート。これに対して、auの“CDMAモデル A1429”は「CDMA EV-DO Rev.AおよびB」と「UMTS/HSPA+/DC-HSDPA」をサポートしています。つまり、CDMAモデルはGSM方式をカバーしつつCDMA方式もカバーしており、ハードウェア的に上位にあるとも解釈できます。

この違いは、そもそものモデムチップが異なるのか、それともGSMモデムにCDMA対応チップを付加しているのかは不明です。しかし、iPhone5が3つの通信仕様に分けられていることから、モデムチップが異るのかもしれませんが、Qualcommが作り分けているかは不明です。チップのパターンは共通で、チップ上のスイッチが異なるだけかもしれません。

下表はApple公式サイトのiPhone5のLTEバンドと各国対応状況を示したものです。

Iphone5_wireless_specs2_2    
上表から分かるように、au版iPhone5(CDMAモデル A1429)は対応キャリアが少なく、米国のSprintとVerizon、そして日本のKDDI = auの3キャリアにしか対応していません。もともとiPhone(iPhone4まで)はGSM版しか発売していませんでしたが、4SからCDMA版を追加。これはAppleが、iPhoneのシェアを拡大するために必要な対応でした。どういうことかというと、AT&T専売だったiPhoneを、CDMA方式のSprintとVerizonにも対応させることで、iPhone購入の間口を増やし、シェア拡大を狙ったのです。米国および日本以外の国はGSM(2G)の国も多いため、iPhoneのシェア拡大のためにはCDMA対応が欠かせなかったのでしょう。この際、Appleとしてはせっかく作ったCDMA版iPhoneを米国内に留めておくのはもったいない話なので、同じくCDMA方式の日本のauにiPhone販売を持ちかけたのでしょう。

このように、Softbankモデルとauモデルはハードウェアが異なることがおわかりかと思います。しかも、au版の方がSoftbank版よりもハードウェア的に多くの通信方式に対応しており、au版を買っておけば、将来的に使い回しがききそうな気はします(脱獄含め)。

とは言っても、通常の使い方ではau版は国内SIMロックがかかっており、素の状態ではau以外のキャリアでは使えないようになっています。これはSoftbank端末も同じだと思われます。しかし、田中社長のインタビューによると、海外に持ち出したときにもau端末はSIMロックが解除されず、海外旅行時などに現地のプリペイドSIM等を購入して現地の安価な通信網でiPhone5を使うことはできないようです。米国のCDMA版iPhone5は米国内ではSIMロックありですが、米国外ではSIMフリーになるのに対して、au版は国内・海外ともにSIMロックがあり、厳しい制限がかけられています。これは、海外でも国際ローミングサービスを使って「auにお金を落としなさい」と言うことを意味します。
おそらくSoftbank端末は、これまでと同じなら国外ではSIMフリーになるので、通常使用ならSoftbank端末の方が親切かもしれません。

au端末は、日米欧・アジアの全通信方式を網羅しているので、なんらかの手段(脱獄あるいはSIMロック解除アダプタ)でSIMロックを解除すれば最強端末になるかもしれません。

(2012/9/19改訂)
料金体系を発表した9/14当初は、auはテザリング対応を発表していましたが、SoftBankはテザリング非対応としてきました。しかし、2012/9/19に入り、孫社長の決断で2013/1/15からSoftBank版でもテザリングに対応することを発表!しかも、月額オプション525円は2年間無料。これでテザリングはSoftBank、auともに対応することになります。テザリングもサポートしているので、iOS 6のほぼ全ての機能を活用できるのもau版です。

ただ、現時点で、テザリングを解禁したといっても、LTE網でのテザリング解禁としているため、3G網でどうなるかは両社とも不明。まぁ、そんな制約をかけたら使いにくくてしょうがないのですが・・・。背景としては、SoftBankは、3Gの3倍の回線容量を実現するLTEなので、テザリングを解禁してもデータトラフィックに支障をきたさないという判断のようです。auは800MHz帯をメインにネットワークを構築していたため2.1GHz帯に空きを確保でき、iPhone5専用にLTE網が用意できたからだそうです。

3Gデータ通信においては、SofBankは下り理論値14.4Mbps
auは、iPhone4SではCDMA2000 1xEV-DO Rev.A(下り3.1Mbps/上り1.8Mbps)でしたが、iPhone5ではCDMA2000 1xEV-DO Rev.Aを3本束ねたCDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A(マルチキャリアーRev.A)=WIN HIGH SPEED対応で、下り理論値9.1Mbps

このように通信仕様に注目すると、au端末は最強か?とも思えてきますが、

SoftBank版とau版では決定的な違いがあります。

au版のiPhone5は、CDMA2000の最大の欠点=データ通信と通話の同時利用が不可」な点を引きずっています。これは、通話中は、メール受信はおろかデータ通信ができないこと、データ通信中やテザリング中は通話不可になるので、テザリングを常用すると着信が受けられないことになります。これではiPhone5をメイン端末としている人は、テザリングを使うタイミングには注意する必要があります。auは3G通信の電波の切れにくさは良いようですが、データ通信中と通話が排他利用では、同じ土俵に乗れないというか・・・。

また、両社に共通の注意点としては、テザリングはWiFiとデータ通信を同時に使用するため電池消耗が激しく、電池保ちが激減すると予想できます。しいては電池寿命を縮めます。iPhoneはバッテリ交換がユーザレベルでは不可(やろうと思えばできます)なので、すなわちiPhone5の寿命を縮めることになります(AppleCareに加入していれば電池交換も安くできますが・・・)。テザリングは便利な機能である反面、デメリットも多いため、メイン端末としている方はテザリングはあくまでも緊急用と考えた方がよいと思います。サブ端末としている方は、テザリングの恩恵は大いにあるかもしれませんね。

私自身はdocomo端末でテザリングを使っていますが、テザリングをすると電池消耗が激しいです。電池消費を補うために、モバイルブースターなどで充電しながらテザリングしようものなら、「壊れちゃうんじゃないか?」と思えるくらい発熱します。使い捨てカイロより熱い感じなので、冬場はカイロになるでしょうね。まぁ、テザリングをやるなら電池交換が容易なAndroid端末の方がおすすめです。

まぁ、そんな事項を頭の片隅に置きつつ、テザリングは便利な機能なので、WiFiルータデビューをされていない方は、iPhone5は強い味方になると思 います。手持ちのノートPCやWiFi版iPadを出先で活用する、お子さんのPSPやDSなどを外で使う機会が増えると思います。


ちなみに、私が予約したiPhone5はSoftbank版64GBホワイトです。
せっかくSoftbankの4G LTEが始まったので、しばらくはBankのLTEパケットを使うかもしれません。

えっ!?なぜSoftbank版を選んだかって?
それは、別記事に書きたいと思います。


ブログを気に入ったらポチっ→ ブログランキング・にほんブログ村へ

Clip to Evernote Yahoo!ブックマークに登録 この記事をクリップ! このエントリーをはてなブックマークに追加

|

« iPhone5の予約開始は9/14 16時から.今回は白かな. | トップページ | auの基幹光ファイバは元々国民の財産。スマートバリューは民業圧迫に近い。 »

Apple」カテゴリの記事

au」カテゴリの記事

docomo」カテゴリの記事

iPhone」カテゴリの記事

iPhone4」カテゴリの記事

Softbank」カテゴリの記事

おすすめ」カテゴリの記事

注目のデバイス」カテゴリの記事

コメント

☆テレビでも紹介された信頼&安心の買取サイト☆ビックリマンなどのシール類、ガン消し、キン消し、カードダス、プロ野球カード、怪獣ソフビ、超合金等超高額買取致します! 「買取コレクターで検索!」

投稿: 買取コレクター | 2012/09/21 09時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559428/55671365

この記事へのトラックバック一覧です: iPhone5 Softbank版とau版のメリット・デメリット:

« iPhone5の予約開始は9/14 16時から.今回は白かな. | トップページ | auの基幹光ファイバは元々国民の財産。スマートバリューは民業圧迫に近い。 »