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2012/09/24

docomoがiPhone5を取り扱わないのは
“Googleびいき”じゃないのか?

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docomoがiPhone5を取り扱わないのは

  1. docomo独自のカスタマイズをするためにはオープンソースのAndroidが適している
  2. Apple製品だけを特別扱いするわけにはいかない
  3. docomoのビジネスモデルとAppleのビジネスモデルが対立関係にある

という理由だと、株主説明や社長インタビューなどで語られています。

これって、docomoの立場的にまかり通していいことなのか?

私としては疑問を感じます。

そもそも、NTT docomoはNTTグループの1つ。
NTT本体は「NTT(日本電信電話株式会社)」で、NTTグループの持ち株会社。そのNTTに対しては法律による取り決めがあって、日本政府が株式の3分の1を持たなくてはならない決まりになっています。これは、日本の重要な通信インフラの保全のために、国が介入する余地を残し、例えば、海外ファンドによる乗っ取りを防ぐ意味もあります。

そんな関係があるため、NTTグループのNTT docomoの20%は、間接的に国の支配下にあるのです。

それゆえ、docomoはSoftBankやauよりも、公共インフラとしての意味合いが強く、取り扱い製品についても”公平性”が求められるため、”iPhoneを特別扱いするAppleの要求”はのめないと言われています。

だけど、今のdocomoのスマートフォンラインナップを見ると、端末メーカは複数社に分かれるものの、どの端末も「Android OS」を採用しています。Androidはオープンソースなので、ある程度は端末メーカ、キャリアのカスタマイズが可能です。そのためワンセグやおサイフ機能を搭載することも可能になります。

しかし、OSの開発元はGoogleです。そこに着目するとGoogleだけをひいきしているとも捉えられます。“ひいき”という言葉を使わなくても、「個人情報の塊≒スマートフォン」という形でAndroidスマホを世界中にばらまくことで、Googleに情報が集結。最終的にはGoogle本業の広告ビジネスを手助けすることに繋がり、Googleのビジネスモデルの最大化させる“Googleの思惑”にdocomoがagreeしたとも考えられます。

念のため書いておきますが、Androidを使うには、Googleアカウントを登録しないとアプリの更新などはできないので、実質的には“Androidを使う≒Googleにアカウントを作る”と同義になります。Gmail等を使い始めるとメールの送受信はGoogle経由になり、連絡先などもGoogleのサーバにストックされるようになります。そして、”Google Play”で有料アプリを購入するようになるとクレジットカードを登録することになり、徐々にGoogleへ渡る情報が深くなっていきます。もちろん、アカウントを作らなくても端末を使うことはできますが、アプリが古いままになってしまうので、セキュリティに問題がでるため、あまりお勧めできない方法です。

また、docomoはAndroidのカスタマイズ性を強調していますが、ワンセグやおサイフを搭載しない端末も扱っていているのも事実です。Google NEXUSなどは良い例で、海外仕様とほぼ同じ端末を売っていました。しかも、半年後には新規0円で売り飛ばす始末で、Googleのインセンティブを受けている可能性も疑えます。そういった端末は許容しているのに、iPhoneを取り扱わないのはおかしいと思うわけです。

他方では、公平性を重視すると言っておきながら、Windows Phone 7.5をラインナップしなかった。過去にはWindows CE端末を扱った時もあったのにです。米国ではWindows Phone7.5を採用したNokia Lumiaは結構人気らしいので、日本で発売することもできたはず。まぁ、Nokiaが日本撤退しているて、Windows Phone7.5端末は日本では東芝しか開発しておらず、特殊な端末でもあったので、docomoとしても売れない端末をわざわざ扱う意味も無かったのが実情かもしれませんが。。。おそらく、Windows Phone 8では状況が変わってくるでしょう。

このように考えていくと、Androidスマホばかりを扱うdocomoは、Googleへのビジネスの手助けをしているわけで、Googleを特別扱いしていると捉えられないでしょうか?公平性を言い訳にApple製品を拒んでいることへの矛盾を感じませんか?

一方、Appleの「ハード+ソフト+ネットワーク」の統合サービスのビジネスモデルが、docomoのビジネスモデルとライバル関係にあるというのです。

確かに、docomoはVideoストアやアニメストア、しゃべってコンシェルなど、ネットワークベースのサービスを営んでいますが、あくまでも日本国内の市場だけなので、正直、AppleのiTunes Storeにくらべたら規模が小さすぎる。Appleが提供しているサービス以外にも、アプリとして提供されるサードパーティのサービスもある。Appleの事業規模をdocomoがライバル視するのは恐れ多いレベルでしょう。それこそ、i-modeの世界進出は大失敗に終わっていたり、自分たちの実力が世界レベルには通用しないことは分かっているはずです。

そんなに独自のネットワークサービスを提供したいのであれば、”アプリ”として提供すればいいだけの話です。それはAndroidでも同じことをやっているのです。

一番問題なのは、とばっちりを受けているのがユーザだという点です。

節度のないライバル心に巻き込まれたがために、のべ600万人オーバーのdocomoユーザがいつまでたってもiPhoneを使えないことの方が大きな迷惑です。このユーザ数はSoftBankとauのユーザー数を合わせても足りない規模です。表現を変えれば、国民の携帯電話ユーザの約半分は、docomoの変な拘りにより、iPhoneを選べないのです。それだけのユーザが迷惑を被っている実情を、docomoは無視続けているのです。

docomoの社長が言うには、ネットワークインフラの構築だけに徹する「土管屋」になるのを避けるため、ネットワークサービスで付加価値をつけようとしています。サービスで収入が上がれば、docomoの収益も増えるため、一民間企業としては正しい方向性でしょう。しかし、NTTグループの立ち位置的には、公共インフラの安定供給が第1の柱なので、収入を上げることは後回しとも考えられます。それなのに、Appleを敵に回して収入増を追求しようとしている。しかも、Appleを退け、ユーザにそのとばっちりを強いているのです。いかがなものかと思えてならないです。

おかしな話だと思いませんか?


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コメント

docomoユーザがいつまでたってもiPhoneを使えないっていうが、使いたかったら別の会社に乗り換えればいいだけだ。
iPhoneを使いたくない人だっているし、使いたい人は乗り換えればいい。
なんのために乗り換えができるようになったと思ってるんだ?


投稿: とおりすがり | 2012/10/17 01時07分

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