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2012/09/09

nasne.SONY動作保証機器以外は
DTCP-IPの相性に超注意

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身の回りをSONYで固めている私にとって、現時点で、nasneは強力なDTCP-IP対応ライブチューナとして大活躍しています。

(aさんのコメントにより内容修正 2012/9/9)
2012/9/9現在、手元にある端末でnasneのライブチューナが正常に動作するのはVAIO type Z、PlayStation 3、SONY Tablet S、SONY Tablet P、そしてdocomo REGZA Phone T-01D。それからWindows用DTCP-IP対応ソフトウェア「DiXiM Digital TV plus」。

初代XPERIA、XPERIA arc、XPERIA acro、XPERIA ray 、XPERIA acro HDでは、今のところnasneに対応しておらず、チューナ映像はおろか録画映像も視聴できません。とりあえずAndroid2.3以前のモデルなので、今後のアップデートで対応していくのでしょうか・・・。

Nasne_xperia
SONYグループの製品同士でありながら、nasneとXPERIAの歩調が合ってないのは少々残念です。まぁ、SONYモバイルは合併してから間もなく、今年中になんとかなるようなので、もう少しの辛抱です・・・。

今後はPS VITAにも対応予定で、対応モバイル端末は増えるはずで、ますます使い勝手はよくなるとことを願いましょう。

一方、DTCP-IP対応のnasneですが、相性問題いにあるようです。

家にあるDTCP-IP対応をうたうAndroidスマートフォン/タブレットでは、5機種中4機種がNG。つまり8割は非対応となっています。
どの端末もAndroidアプリ「DiXiM for Android」をプリインストールしていますが、DiXiMとnasneのマッチングなのか、各端末メーカ毎にDTCP-IPの実装の仕方が異なるのか、nasneの映像再生可否は機種毎に異なります。「DiXiMを搭載してるからnasneが使える」と判断するのは危険です。スマホやタブレットを購入する際は、事前確認が必要です。また、DiXiM for Androidのバージョンが新しければ必ずしも良いわけではないようで、DiXiMバージョン3.0でnasneを利用できる端末もあれば、DiXiMバージョン3.1でもnasneを受け付けない端末もあります。

DiXiM for Android搭載の端末対応状況はDigiOnが公開している「nasne対応検証リスト - DiXiM for Android搭載機器 -」が参考になります。
(aさん、情報ありがとうございました)

(たまごさんのコメントにより再検証 2012/9/9 たまごさん情報ありがとうございます)
DTCP-IP対応ソフトウェア「DiXiM Digital TV plus」では再生できました。
VAIO以外のPCでは、Windows7 Pro 64bit上で「DiXiM Digital TV plus」を使えば、ライブチューナおよび録画映像ともに再生できます。ただし、ライブチューナの映像を再生するまでにえらく長い時間(2分とか3分とか)待たされるので、ザッピングには不向きです。

また、Windows PCであってもグラフィックボードとモニタがHDCPに対応していないと、下の画像のようなポップアップが出て、映像は表示されません。

Dixim_bootcamp
コンテンツの著作権保護は、日本のデジタル放送&メディア文化とともに導入されたものなので、今さらどうこういう話ではないですが、nasneも前に倣って厳しく縛られているので注意が必要です。


で、上の警告は、MacBook Pro Retina 15インチにインストールしたWindows 7 Pro 64bitでDiXiM Digital TV plusを走らせたときに出てきたものです。どうやらWindowsであっても、Mac+BootCampで動かしている場合はHDCPドライバがらみに問題があるのか、nasneのコンテンツを再生できませんでした。

この背景には、Appleのデジタルコンテンツに対する考え方≒故スティーブ・ジョブズの思想があるように思います。というのも、ずいぶん前からAppleは、MacのBlu-rayメディア再生をサポートをする気がなく、いまだにMac OSネイティブでBlu-rayメディアの再生に対応していません。手広く検証していないので断言はできませんが、MacのディスプレイI/OがHDCPで保護されていないのか、Windowsをインストールしたとしても、モニタがデジタルコンテンツ再生に対応しない素振りを見せます(USBディスプレイアダプタなどでHDCP対応のものがあれば、外部ディスプレイがHDCPに対応なんてこともあるかもしれません???)。

そんな中にあっても、サードパーティ製Mac OS用 Blu-ray再生ソフトもあるので、ハードウェアは関係ないのかなとも思ったりします。
はっきり言って、理由は詳しく分かりません・・・。


それから、余談ですが、SONYがVAIO用にβ版をリリースしている「VAIO TV with nasne™」ですが、ダウンロードしたexeファイルを7zipなどで解凍すると、VAIO以外のPCにもインストールは可能です。が、VAIO TV with nasne™の起動画面で、「お使いのコンピュータではこのソフトウェアを利用できません」と怒られてソフトの起動が停止します。試そうと考えてる方は、無駄足になるので止めた方がよいでしょう。

Nasne_macjpg

もしかすると、システムファイルを強引に書き換えることができればVAIOに偽装することは可能かもしれませんが、少なくともレジストリのメーカ情報等を書き換えたレベルではVAIO TV with nasne™を利用することはできませんでした。


また、iPhone、iPadなどのApple社製iOSデバイス用DTCP-IP対応アプリがリリースされていないため、iOSでnasneを使うことは今のところ不可能なようです。Googleで検索すると、情報が出てきます。

現時点ではDigiOnアプリの問題なのか、SONYが自社製品のみで再生できるように仕込んでいるのかは不明です。

1つ確かなのは、DTCP-IPは共通規格なのに再生できないこと。
aさんからのコメントでご指摘いただいたページ『「nasne」は何故誕生した?何ができる?将来展望は? - 開発陣直撃インタビュー」』に記載されているとおり、nasneは「ソニー縛り」がされているわけではないようで、一応オープンなデバイスなようです。


DigiOnの説明文を引用すると、DTCP-IPは
「日本国内におけるデジタル放送番組や、プレミアムコンテンツをホームネットワーク上で共有するために用いられる伝送路の暗号化技術」
であって、メーカ壁を乗り越え、著作権を保護しながらコンテンツを共有する技術なのですが、ユーザの利便性より著作権保護を優先した“日本特有の不便な文化”と非難されることも多々あります。著作者サイドからすれば、「著作者の権利を守りつつ、家庭内ネットワークでコンテンツを共有するための日本が誇るべき仕組み」なわけですが、今回のnasneの相性問題でメーカ毎の相互接続性の低さが明るみになった気がします。

これをきっかけに、メーカ各社がDTCP-IPをガイドラインではなく規格レベルに洗練させることを願いたいものです。

そんな会社のソフトウェアがはじかれるとなると、SONYは本気で自社製品の囲い込み戦略に出ているのかもしれません。

長々と書いてしまいましたが、現段階では事実上の「SONY縛りがある」ように思えてならないですが、今後改善されることを願いたいですね。

メーカサイドの作り込みとともに、某ブラックハッカー集団からの襲撃を恐れるSONYはnasneのハッキングに寛容かもしれませんし・・・、今後、手軽なnasneがハッキングされて、radikoやYouTube対応などもあったら面白いですね・・・。


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コメント

たまごさん
コメントありがとうございます。

言われて気づきましたが、VAIOノートのモニタがずいぶん前に故障してしまったため、それ以来VAIOのD-Sub15ピンで外部ディスプレイに出力していました。これでは、HDCPでロックされて出力できないですね。

デジタルコンテンツが主流になってからは、コンテンツの入出力に認証が必要になり、ユーザにはいろいろ不便が生じてますよね。

当方の常用環境ではデスクランブルしていたので、HDCPの存在をすっかり忘れていました。

ご指摘ありがとうございました。

投稿: 管理人 | 2012/09/09 14時18分

aさん
コメントありがとうございます。

まず最初に、今回の記事は、時間のない中で「とりあえず間に合わせで投稿した」が経緯があり、検証不足だったことを反省しております。
今後、もう少し検証してタイトル変更および内容を補足したいと思います。

また、aさん以外にもコメントをいただいており、少ないながらも自分のブログの影響力を思い知りました。今後は注意いたします。


さて、Android 4.0以前のバージョンではOSネイティブでDTCP-IPをサポートしていないとのご指摘ですが、厳密に言うとAndroid 4.0より前のバージョン、すなわち1.x、2.xや3.xではDTCP-IPにネイティブ対応していとないと記憶しています。

これはOSレベルで実装されていないだけであって、アプリレイヤーで補完するできると認識しています。ARROWS TabはOS ver.3.2ですがnasneのDTCP-IP通信に"ほぼ"対応していますし、手元にある他の端末で確認する限り、OS Ver.2.3のREGZA Phone T-01Dではnasneの録画ファイルおよびライブチューナを視聴可能でした。つまりOSバージョンは関係ないのです。

その後、検証のため他端末でも検証を行いました。その結果は以下の通り。
1.REGZA Phone T-01D(Android 2.3.5) + DIXIM Player ver.3.0
録画ファイル再生:○
ライブチューナ再生:○
2.ARROWS Tab F-01D(Android 3.2) + DIXIM Player ver.2.0
録画ファイル再生:○
ライブチューナ再生:×
3.REGZA Phone T-01C(Android 2.2.2) + DIXIM Player ver.1.0
録画ファイル再生:×
ライブチューナ再生:×
4.MEDIAS Tab N-06D(Android2.3.6) + DIXIM Player ver.3.1
nasneがサーバリストに表示されない
5.MEDIAS Tab N-06D(Android2.3.6) + MediaHouse
nasneはサーバリストに表示されるが、
録画ファイル再生:×
ライブチューナ再生:×

1番に関しては、Android2.3.5ですが録画ファイル、ライブチューナともに視聴可能だったので、「OSレベルでDTCP-IPに対応しているか否かは関係ない」と言えそうです。
2番に関しては録画ファイルを再生可能ですが、ライブチューナ非対応なので、nasne側でライブストリーミングの取り扱い方が録画ファイルのストリーミングと違うと言えそうです。
3番は、2年前の機種なので、H/Wスペック的にもS/W的にも対応できなくても仕方ないかなとあきらめの様相です。
4番はDIXIM Playerのバージョンが一番新しいわけですが、nasneが発見できません。しかし5番の条件で取り上げたアプリ「MediaHouse」に替えて検索するとnasneが見つかるため、DIXIM Playerの移植に何らかの問題があるような気がします。

(ここまで書いておいて、自分がやったことはDigiOnの検証リストの再検証だということに気づきました)

なお、ご提示いただいたDigiOn|DiXiM-nasne(ナスネ)™対応検証リスト
http://www.digion.com/pro/nasne/list.htm
ですが、メーカ作成のリストですが、私の手元にある端末で確認できている状況と一致しないところもあり、少々信頼性に疑問を抱いています。

また、MEDIAS TabはフルHDのスクランブル解除済みのMPEG2ーTSファイルを再生可能なので、nasneの録画ファイルを再生できないのはプリインストールのDIXIM Player側に問題があると言えそうです。

仰るとおり、「DLNAはガイドライン」という言葉を見て、DLNAが登場した当時に同じ内容をどこかで目にしたのを思い出しました。当時に比べればメーカ毎の相性問題は減ったように思いますが、まだまだ問題が残っているのも確かなようですね。

以上、一言で表せば“相性”ということになるのでしょうが、メーカ毎、端末毎のDTCP-IPの解釈と実装の仕方に差があるようで、nasneとの対応状況は変わってくるようです。メーカには、この解釈の仕方を何とか解消して欲しいものです。

ということで、nasne活用を検討している方には注意を促すため"相性問題を強調する内容”を補足し、「nasneはSONY製品だけでしか使えないかも」というタイトルも変更したいと思います。

投稿: 管理人 | 2012/09/09 14時08分

DiXiM Digital TV plus ですがうちのデルパソコンではライブチューナー・録画番組再生とも利用できています。
DTCP-IP対応DLNAクライアントに共通なようなのですが、いくつか面倒な制限があるようです
・グラボやディスプレイ(&端子)がHDCP(著作権保護)に対応していないと駄目
・マルチディスプレイ使ってるときはメインでしか表示できない
・USBオーディオで音出しは駄目
などです。とにかくデジタル出力関連が著作権のためガチガチに縛られているようです。私は、HDCP非対応のディスプレイだったため、もう一台のPCでDiXiM利用できませんでした

投稿: たまご | 2012/09/08 19時40分

まずandroidでは4.0以前のバージョンではDTCP-IPを実装していませんので基本的には無理です。

各製品の DTCP-IP 対応状況一覧 (その2)
http://shigeorg.web.fc2.com/dtcp-ip-2.html#table7
DigiOn|DiXiM-nasne(ナスネ)™対応検証リスト
http://www.digion.com/pro/nasne/list.htm

一言にDLNAと言っても対応の模様は、各社一様ではありません。上の対応表を見るかぎり、N06DはMPEG2には対応していない様です。H264の3倍モードのみ再生可能ですので。

「nasne」は何故誕生した?何ができる?将来展望は? - 開発陣直撃インタビュー (5/5)
http://www.phileweb.com/interview/article/201205/21/140_5.html

DLNAについてですが、

>他社製機器の対応を大きくうたえないのは、DLNAがきっちりとした規格ではなく「ガイドライン」として策定されており、各メーカーがDLNAをベースに独自の拡張機能を搭載しているためだ。

この引用の通り、DLNA自体は「規格」ではないのです。ですので、nasneに関わらず、各社間の相性問題は結構出ています。それもありSCEとしては互換性向上に協力姿勢を打ち出しています。すでにnasne対応の対応機器リストがネット上に探せばすぐ見つかりますし、当面は対応機器を確認しながらの方が賢明でしょう。

現実問題としてソニー機器以外でも動作報告が結構ある以上これらの問題を説明せずにnasneはソニー機器でしか動かないとするのはいささか短期ではないでしょうか。

投稿: a | 2012/09/08 15時10分

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