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2013/09/21

iPhone5S まずは完成度の高いTouch IDに驚く

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結局今回も並んでしまいました。iPhone5S行列に。

直前まで”グロテスクな品薄”と表現されるほど極端な品薄が噂されてましたが、フタを開けてみればスペースグレーはかなり潤沢で、3キャリアとも棚にたくさん並べてありました。しかし、シルバーとゴールドはその1/5くらいしか陳列されておらず、朝9時の時点で在庫は残り僅か。品薄さは明白、希少価値は高そうです。

私はというと、東京郊外のヨドバシの行列に、本当は3時から並ぶ予定が、寝坊して朝4:30から並びました。「割込防止券」なるものは59番。「品薄なのにこの順番じゃ、お目当てのゴールドは無理かな」と肩を落としつつ、開店まで待ちました。

9/20の開店は8:00ですが7:00になると店内に導かれ、キャリア毎に分かれて予約引換券をもらいました。目当てのものはあと数台を残して、無事に当日入手確定となりました。それにしても、1つの製品の発売のためにありとあらゆるお店の開店時間を1~2時間前倒しさせるAppleの威力ってすごいです。他の製品じゃ不可能に近い。

でも、まぁ、手に入って本当に良かったです。

で、手に入れたのはこの品です。

Iphone5s_front

5S ゴールド 64GB。

iPhone初の色なので、この先1年の相棒に選びました。
私にゴールドなんて似合わんという決めつけはありましたが、まぁ、シャンパンゴールドなのでドギツイ色ではなく、肌色に近いと言うこともあって万人に似合う金色だと思います。

それと、iPhone5の登場から1年経って、アルマイト処理のレベルが上がったのを実感。5のときは、私なんか3回くらいシミあり傷ありで交換したのを思い返すと、5Sのはまったく欠陥がないくらい処理が向上しています。製造機械の改良や工程改善の結実を感じます。


で、5の環境を復元して軽く使うことができました。

まず、感心したのは指紋認証システム「Touch ID」。

説明不要でしょうが、あたらしい指紋認証システムです。

よく、「指紋認証なんていらない」という声を聞きますが、考えると携帯電話ってアドレス帳だったりWeb閲覧のパスワードだったりの個人データの塊ですからね。盗まれて悪用されたら、自分の情報どころか家族や友人、取引先などなどのデータも盗まれ、しかも紙ベースじゃなくて電子データベースだからネットに簡単にばらまかれ・・・と考えると、そろそろ高度なセキュリティデバイスが導入されてもいいのでは?と思うわけですが、指紋認証を使うと煩わしいステップが増えたり、認識精度が悪かったりと、なかなか使い物にならないものが多かったのが本音です。将来的には指紋データをキーにして、内部データを暗号化・・・なんてものになっていくのかもしれませんね。

という一般的な話は置いておいて・・・
で、YouTubeなどを見ればTouch IDの指紋登録ステップが簡単なことは分かると思いますので、その辺は割愛。

ココでは開発者の苦心を想像して使い心地などを書きたいと思います。

まず、ホームボタンに仕込まれたセンサ類の存在を感じさせないところがすごい。

Iphone5s_home_bottun

1つのセンサを製品に載せるためにココまで拘るのはAppleにしかできない芸当でしょう。こういった拘りで、後を追いかけられるのはSonyとサムソンくらいでしょうか。

従来の凹面型のボタンに対して、FingerPrintを内蔵したために平面化されたことで、「指の収まりが悪くなるのかも」と危惧していましたが、全く問題なかった。あえて言えば、外周部のリングに多少引っかかり感を覚えるので、そこは従来機と異なるところかな?

従来の凹面型のボタンは、デザイン要素もあるんでしょうが、手探りでボタンの居場所が分かるような”ガイド”の役割も兼ねており、他社がやりがちな「ボタン=出っ張らせる」手法を用いず凹ませることで、余計な膨らみをもたせることなく存在をアピールさせていました。人間工学的によく考えられた処理だと感じます。ただ、凸面は凹面に比べると製造コストが上がりそうに思えるので、凹面ボタンを採用したのはAppleの拘りでしょうね。

まとめると、5Sではセンサとしての役割も兼ねる金属リングが”指の収まり所”をガイドしてくれること、ボタンの面の高さが一段下がっていることなどで、指で触ったときの感触は従来のものとほとんど変わりません。


そして、使用手順も実にシンプルです。

ずばり
「従来通り」

です。

ホームボタンを押してディスプレイをONの状態にするステップを細かく見てみると

ホームボタンを押しむ(内部のスイッチがカチッと押し込まれる)
 ①↓
スリープしているディスプレイがONになる
 ②↓
押し込んだボタンが戻りはじめる
 ③↓
ボタンが元の位置に戻る

だいたいこんな流れでしょうか。

Touch IDによる認証シーケンスは③の中で行われているように見えます。一連の流れは従来機のホームボタンを押下する流れとほとんど一緒。あえて言うなら、③のシーケンスで指をボタンから急に話すのではなく、接した状態を維持しながら戻す意識を持つことくらいでしょうか。おそらく、慣れてしまえば煩わしくない程度の違いです。

また、Touch IDのベース技術であるFingerPrintは指の指紋をカメラで撮影して認証に用いているらしいので、ホームボタンに指を置くだけでOKです。しかも指紋が読み取れれば良いので、ボタンの円周方向のどの方向から指を置いても認識してくれます。
これまで他社がスマートフォンやPCに搭載してきた指紋認証デバイスは、「指を一定方向にスライドさせる」必要がありました。しかも、センサに指がしっかりと接するように指に少なからず力を入れて押し当てる必要もありました。しかし、Touch IDは認証のために持ち方を整えたり、スライドさせる方向を合わせたり、力を加えたりする必要がなく、極めて自然な動作の中で認証処理が行われます。

「自然な動作の中に」というのが、簡単そうに見えてなかなか難しいんですよね。

これまで多くのメーカが採用した指紋認証デバイスは、指紋認証のためにワンステップ、ツーステップ増えるのが常でした。まぁ、それがパスワード入力不要というメリットを生むわけですが、ビジネス利用ならいざ知らず、個人レベルで、しかもスマートフォンのロック解除となると1日に何回使用するか?1回2回じゃすまない回数です。そこに不自然で不快な使用感が残ると、せっかくのシステムも「使わずじまい」となる恐れも十分考えられます。例えば、認証がうまくいかずに、2度3度と指をスライドさせ直す・・・となると、1日20回~30回のロック解除処理のために40回~60回も指をスライドさせることになるわけで、そりゃぁ、だんだん使いたくなくなりますよね。

しかし、Touch IDの場合は「ホームボタンに指を置く」。ただそれだけなので、1度2度認証がうまくいかなくても意外と不快感は小さいのです。そもそもTouch IDは認識率も高いので、1度失敗しても次にはロック解除できることがほとんどなのも不快感を募らせない秘密なのかもしれません。


新しい機能を1つ加えているのに、
ユーザのステップを増やさない。
むしろ減らした。



あるべき姿がうまく体現されていると感じます。

形状が非常にシンプルなだけに、一見すると簡単なことのように思うかもしれませんが、これだけシンプルな外見、形状の中に指紋認証機構を潜ませつつ、ユーザに煩わしい手間を増やさない様は、長年の試行錯誤、試作検証が繰り返された証だと思いますよ。新しい要素を加えたりすると、そのしわ寄せがどこかに出るもんですが、本当にキレイにまとめてますよね。

おそらくこれは、物作りに対する姿勢の表れでもあると思います。

デバイスありきではなく、人ありき

「デバイスができたから追加した→操作が煩わしくなるけど勘弁して」ではなく
「誰が何のためにどうやって使うのか?→それにフィットしたデバイスに仕上げていく」を貫いた技術陣営の拘りだと思います。納期に追われて物作りをしていると、どうしても前者になりがちですが、本来は後者であるべきです。まぁ、現実的に多いのは、中途半端だけど世に出して、ユーザに使ってもらって時間とともにブラッシュアップしながら良いものに仕上げていくという手法でしょうが、その間に使いにくい技術として淘汰されてしまっては元も子もないですからね。理想は後者だと思います。Touch IDは、それがよく分かるデバイスだと今回は感じました。


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