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2013/09/22

iPhone5S/5C発売とともにKDDI 800MHz LTEが早い!との声だが・・

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iPhone5S/5Cの発売とともに、auユーザが800MHz帯LTEが早い早いと盛り上がっているようです。(「iPhoneちゃんねる」さん参照)

2013年の6月頃だったか、私がiPhone5 auモデルを使ったとき、3Mbpsとか4Mbpsとか3G+α程度の速度しか出ないことにビックリして一月で止めた経験があります。その頃、SoftbankのiPhone5では8~12Mbpsは普通に出ていたので、こんなに違うものかと驚いたものです。

ただ、これには理由があって、KDDIはLTE基地局に関して、2.1GHz帯の基地局整備にはノウハウも少なく、先行していたSoftbankにかなりの遅れをとっていたと言うことらしいです。

しかし、2.1GHz基地局開設と並行して、KDDIは800MHz帯、いわゆるプラチナバンドLTEの整備を進めていて、他社に先んじて人口カバー率を高める努力をしていました。今回、5S/5Cが発売になり、iPhoneがプラチナバンドLTEに対応したことで、KDDIが整備した人口カバー率が一番高いプラチナバンドLTEとして脚光を浴びることになったわけです。

このネットワーク、一部の対応Android端末ユーザは既にその恩恵を受けられるものの、サービスインしてから10ヶ月()2013年9月現在)と日が浅いこと、対応端末も13機種のAndroidのみということもあり、基地局あたりのユーザ数は、非常に少ないと想像されます。



で、上記サイトによれば、iPhone5Sユーザの報告でダウンロードで「29.54Mbps」、「30Mbps」、「29.06Mbps」、「26.9Mbps」、「41.68Mbps」・・・などなどがアップされています。

まぁ、確かに光ファイバー並みの速度が出ているようです。

ただね、これがチャンピオンデータなのか定常的な数値なのか定かでない。この値を鵜呑みにして「プラチナLTEすげ~」とかいうのは危険です。基地局を独り占めできて至近距離であればプラチナじゃなくても理論値に近い値は簡単に出ます。2.1GHz帯 理論値37.5Mbps基地局での話ですが、同じ基地局でも、間に建物1つ挟んだだけで1/3くらいに速度が落ちる経験を私はしてます。浸透率が高いプラチナバンドであれば、速度の落ち込みは1/3にはならないとしてもね。


ちなみに、私のSoftbankのiPhone5で、このくらいの速度は経験済みです。以前から。

ただ、それがコンスタントにでるかと言われれば、Noでしょう。「ネットワークは水物」と言われるくらいで、条件によって変動します。同じ場所、同じ時間のしかも短時間の間に計測すれば似たような値は出るでしょうが、少し場所を変えたり時間を変えたりすればネットワークのトラフィックも変わるため、計測される速度も変動しますよね。

一応結果を載せておきます。
以下、私が実測した結果です。

一番左はたまたま通りかかった道ばたで記録した値。
右2つは日曜8時台のもので、サラッと保存した結果です。この2つはそれほど早いわけではないですが、日曜日ということもあって、速度は10~35Mbpsの間で結構変動してました。

Img_4489 1_2 Photo
川崎市内で2013年6月にiPhone5で計測 相模原市内で2013/9/22にiPhone5Sで計測 相模原市内で2013/9/22にiPhone5Sで計測

iPhone5S/5C発売以前から、40Mbps超えもちょくちょく出てましたし、自宅近辺では25~30Mbpsは結構目にする値です。それこそ基地局近辺であれば30Mbps越えは当然のように出ます。が、平均すると8〜20Mbpsの間で変動してることが多いです。

一方、サービスインして3ヶ月程度(2013年1月)のSoftbank基地局直近で速度を測った際のデータはこんな感じでした↓少し古いですが非常に安定している。ユーザ数が少ないって、相当効くと思います。

Softbank_antena 2_2
Softbankの基地局から100mくらいのところで速度計測 その結果31Mbpsをコンスタントに記録。値が非常に安定している

auのプラチナバンドLTEについても、基地局あたりのユーザ数が大いに関係しているのではないでしょうか?

基地局あたりのユーザ数はというと、
Softbank:150人
KDDI:350人
docomo:600人
という噂ですから、以前からユーザ数が少ないSoftbankは速度が出やすいと考えられます。それこそEMOBILEの基地局にも乗り入れたこともあって、トラフィックの分散は進んでいるはず。

現在のKDDIも起きていることは同じで、1年といっても800MHzLTEの日が浅く、対応端末も少ないため、800MHzLTEの占有率が低いため速度が出やすいと考えられます。昨年末から800MHz対応Android端末が出ていたとして、たった一年で2割のユーザが買い替えるとも思えないし・・・。仮に2割だとして、350人の2割=70人が800MHzLTEを使っているとすると、基地局あたり70人/基地局となると、速度が出やすいのは明らかですね。

2013/9/23追記
(コメントにも書いたことを転記)

サービスインから10ヶ月。この間に発売された端末は13機種。

今まで何百機種の携帯電話が世に出ている中でたった13機種です。
それに、10ヶ月の間 にauユーザ380万人弱の何割が800MHz対応端末に移行したでしょう?5割は買い替えましたかね?いや、10ヶ月で5割は厳しいと思います。では2.5割 では?それでも多いと思います。

まぁ、仮に2.5割が800MHz LTE Androidに買い替えたとすると、ざっくり100万人弱が800MHzの恩恵にあずかっていることになります。

前述の通り、auの基地局1基あたりのユーザ数は 350人と言われています。このうち2.5割の人が800MHz帯に移行したとすると、800MHzLTEユーザ数は87.5人/基地局となり、 Softbankの150人/基地局を下回る値となります。より少ない人数で基地局をシェアしているので、当然速度は出やすくなると考えられます。

あるいはこんなん試算もできそうです。
AndroidとiPhoneのシェアは、auに限っては、 Android:iPhone≒4:6の割合のようです。iPhoneとAndroidの全LTEユーザはのうち4割弱がAndroidユー ザで、そのAndroidユーザのうちの2.5割が800MHz LTE対応端末に買い替えたとすると、800MHz LTEユーザの割合は4割×2.5割=1割。2.1GHz、800MHz合わせた全LTEユーザの1割がが800MHzサービスに移行したとすると、350人×1割≒35人/基地局が800MHzを利用しているという計算になりそうです。

これが正しければ、ほとんど独占状態に近いですね。
まさに今は天国状態です。

(追記終わり)

しかし、これからiPhone5S/5Cの普及が進むにつれて、従来通りのユーザー数350人/基地局となったときに電波をシェアする人数が増え、速度は低下していくと予想されます(docomoがいい例です)。少なくとも今よりは。時間とともに現在のような計測値は出なくなると思われます。

ということで、今の瞬発的な速度を鵜呑みにせず、将来的なユーザ数の推移などを予測した上で、キャリアを選ぶことをおすすめします。


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